[Windows] cmd(コマンドプロンプト)実行時に自動的に特定のコマンドを実行する
Bashの.bashrcのようにWindowsのcmd(コマンドプロンプト)を実行したときにパスなどを通したり、特定のコマンドを実行したい時がある。
そういう場合はcmd.exeの/k
オプションを利用すると良い。
今回は自動的にプロキシを通すように設定する例を取り上げる。
1. 実行したいコマンドのバッチファイルを作る
適当な名前(ここではproxy.bat)でバッチファイルを作り、そこにコマンドを記載する。
ここではhttpプロキシを「http://hogehogehoge.hoge:8080」に、httpsプロキシを「https://hogehogehoge.hoge:8080」に設定する例を用いる。(cmdでのプロキシの通し方はここを参考)
[proxy.bat]
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@echo off set http_proxy=http://hogehogehoge.hoge:8080 set https_proxy=https://hogehogehoge.hoge:8080 |
バッチファイルの先頭に@echo off
をつけると設定している様子がechoされなくなるので見せたくない場合は書いたほうが良い。(この例では書いている)
作ったバッチファイルは適当な場所に保存する。(ここではわかりやすいように「D:\proxy.bat」に保存する。)
2. cmdのショートカットを作る
適当な場所にcmdのショートカットを作る。
Windows 10ではスタートで「cmd」と検索し出てきたコマンドプロンプトのアイコンを右クリックし、「ファイルの場所を開く」を選択する。
エクスプローラーで表示されたコマンドプロンプトショートカットをコピーし、適当な場所に貼り付ける。
3. cmdのショートカットのリンク先を変更する
2で用意したコマンドプロンプトのショートカットを右クリックしてプロパティを開く。
「リンク先」に最初から書かれている%windir%\system32\cmd.exe
の後に半角スペースを入れてから/kオプションと1で用意したバッチファイルを指定する(/k D:\proxy.bat
)。
つまり、D:\proxy.batを実行したい場合は、リンク先は%windir%\system32\cmd.exe /k D:\proxy.bat
になる。
入力したらOKを押してショートカットが完成する。
4. ショートカットを実行する
出来たショートカットを実行すれば、自動的に指定したbatファイルが実行された後にプロンプトが出るようになる。
よく使う場合は右クリックしてタスクバーにピン留めすれば、タスクバー上からショートカットを呼び出せるようになる。
なお、スタートにピン留めしても素のcmdが呼び出されてしまうので出来ない。
これで.bashrc的なことが出来た。めでたしめでたし。
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タグ: Windows