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Windows11を第1世代Ryzenを搭載したのPCに入れてみた


2023年5月、Widnows 11を第一世代のRyzenのPCにインストールしたのでその記録を残す。





 

経緯

Windows11はご存知の通り、2021年10月に公開されたMicrosoftのOSである。
Windows10が発表されたときに「Windows10が最後のバージョンでこれをずっとアップデートしていく」みたいな宣言をMicrosoftがしたのを鮮明に覚えているしこちらとしてもそのつもりでWindows10を導入したが、それをあっさりと裏切り、Windows11が発表されたときには驚いた。
こうなるならば最初からWindows10が最後なんて言わなければよかったのに…とは思うが何かしらの理由でシステム要件で足切りをしたかったのだろう。
まあでも公開から一定期間はアップグレードが無料ということで我がPCもWindows10から11にアップグレードしようと思ったところ・・・なんと最小システム要件を満たしていないとのこと…。
アップグレードしようとしたPCにはいわゆる自作PCで、このリンクを見ていただければわかるようにRyzen 7 1800X, 32GB RAMと、ミドルハイもしくはハイエンドの下の方くらいのPCである。
2018年末に購入したので、まだ購入から3年も経っていないのにまさかのサポート外。。。

https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11#pchealthcheckで原因を調べると、CPUがサポート対象外とのこと。(それ以外はOK)

それなりのスペックはあるしそれなりに新しいので足切りで引っかかるとは全く思っていなかったので非常に驚いた。なお、私のPCのCPUはRyzen7 1800Xである。
その後MicrosoftがサポートするCPUを拡大するというので見てみたが引き続きRyzen第1世代は対象外。
(↓サポートされているプロセッサ)
https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/design/minimum/windows-processor-requirements

サポート対象になることを期待しながら待ち続けたが結局対象になることはないまま今に至る。
まあ別にWindows10で困っていることもないのでそのままで良いかなと思っていた矢先、2023年の4月にはWindows10は22H2でアップデートが打ち切りになり、セキュリティアップデートも2025年にサポート終了になるという発表があった。
であれば我が家のPCも無理矢理でもWindows11に移行してみようではないか、と思ってやってみた。





 

最小システム要件を満たしていないデバイスにWindows11をインストールする

要件を満たしているかどうか(どの要件を満たしていないか)のチェックはMicrosoft公式のPC 正常性チェックアプリを使って調べることができる。
上記の結果、今回はCPU(Ryzen 7 1800X)のみシステム要件を満たしていない状態でインストールしている。

まず、前提として「最小システム要件を満たしていないデバイスにWindows11をインストールする」ことについてだが、Microsoftは公式でNGとは言っていない。
こちらにMicrosoftの見解が記載されているが、引用すると、「 Windows 11 の最小システム要件を満たしていないデバイスに Windows 11 をインストールすることは推奨されません。 不適格なハードウェアに Windows 11 をインストールする場合は、互換性の問題が発生するリスクを想定しておく必要があります。これらの互換性やその他の問題により、デバイスが正しく機能しない可能性があります。 これらのシステム要件を満たしていないデバイスは、セキュリティ更新プログラムを含む更新プログラムを受け取ることが保証されなくなります。」「このPC は、Windows 11 を実行するための最小システム要件を満たしていません。これらの要件は、より信頼性が高く、より高品質のエクスペリエンスを保証するのに役立ちます。この PC に Windows 11 をインストールすることはお勧めできません。互換性の問題が発生する可能性があります。 Windows 11 のインストールを続行すると、PC はサポートされなくなり、更新プログラムを受け取る資格がなくなります。 互換性の欠如による PC の損傷は、製造元の保証の対象外です。」「最小システム要件を満たしていないデバイスに Windows 11 をインストールすると、Windows 11 デスクトップで透かしを使用して通知します。 要件を満たしていないことを知らせる通知が [設定] に表示される場合もあります。Windows 11 にアップグレードした後に問題が発生し、お使いのデバイスが最小システム要件を満たしていない場合は、Windows 10 に戻すことをお勧めします。Windows 10 に戻すには、[スタート] > [設定] > [システム] > [回復] >[復元]を選択します。 このオプションは、アップグレード後 10 日間のみ利用できます。その後、この機能を実行するために必要なファイルが削除され、デバイスのディスク領域が解放されます。」とのこと。

要約すると

  • 最小システム要件を満たしていないデバイスにWindows11をインストールすることはおすすめしない
  • 互換性に問題が発生するリスクが有る
  • 更新プログラムが受け取れなくなるかもしれない
  • もし問題が発生したら10日以内にWindows10に戻すことをおすすめする

であり、絶対だめとか規約やライセンス違反だよといったことはなく、あくまで何かあっても責任取らないよというだけである。
その上で問題が発生したら10日以内ならWindows10に戻せるといこうことでちょっと試してみてダメそうなら戻せるので気軽にやりやすい。

上記の通り、互換性に問題があるリスクや、更新プログラムが受け取れる保証がなくなる可能性があるので、インストールする方は自己責任でやって欲しい。
システム要件のチェックを回避してWindows11をインストールする方法は調べればたくさん出てくるが、筆者は下記のサイトを参考にさせていただいて実施した。
https://meolog.com/windows11-system-requirement/
要はWindows11のISOをダウンロードしてマウントして中身をコピーしてdllを書き換えてsetupを実行するだけである(詳細は上記サイトを参照)。

途中進捗の%が長い間止まったりしたが1時間ほどかけて無事インストールが完了した。





 

問題は起こっていないか?

記事投稿時点(2023/5/24)でWindows11をインストールから2週間以上経過しているが、今のところ特に問題は起こっていない。

Windowsアップデートはきちんと受け取れているし、アプリやデバイスの互換性も特に問題は出ていない。なんならWindows10の時よりも調子が良いと感じるくらいだ。
もちろんWindows10に比べて使いにくいところ(タスクバーが強制的に結合だったりスタートのカスタマイズが微妙だったりする)はあるが、エクスプローラーのタブ化など使いやすくなったとこともある。
Microsoft Office, Chrome, Firefox, Steam, LINE, Google日本語入力, ownCloud, Dropbox, MusicCenterなどの様々なソフトを利用したが問題はなく、プリンタ・スキャナなども正常に動いている。
こんなことならもっと早くアップグレードすればよかったと思う。

念のために繰り返すが、あくまでこれは筆者のPCにおける結果である。これから問題が発生するかもしれないし同じ構成でも使っているソフトなどで問題が発生するリスクはあるのでアップグレードする人は自己責任で実施してほしい。



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投稿日: 2023年5月24日





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