マルチタイムカウンター (Android)


実験などで複数の時間を同時に測りたい時がある。
このアプリはストップウォッチをリスト状に管理できるAndroidアプリである。
ただし、初めて作ったアプリであるため、完成度は高くない。
 

アプリの概要

ストップウォッチが複数台あると考えれば良い。icon
ストップウォッチを自由に追加・削除でき、それぞれのストップウォッチをリスト状に管理し、それを同時スタート・ストップさせたり複製したりできる。
なお、このアプリの計時機能はAndroidの内蔵時計を利用しているので精度はAndroidの時計に依存する。
Androidの内蔵時計はNTP(Network Time Protocol)を利用して定期的に同期を取っており、電波時計のようなものであるから長期的に見て、精度は良いと考えられるので、このアプリの精度も良いはずである。
ただし、ネットワークに接続されていないAndroid端末であったり、時刻同期の設定がされていないAndroid端末ではNTPを利用出来ないので、Android端末の時計の誤差に準じた誤差がアプリにも生じる。
このアプリの最大の魅力は理論上、端末のリソースが許される限りいくつでもストップウォッチを増やすことが出来る点と、バックグラウンドに駐在させなくてもきちんと計時をしてくれることである。
状態が自動的にセーブ・ロードされるので、計時中に端末の電源が切れてしまったり、ジョブが殺されたりしても、再度アプリを起動させた時にセーブされたデータがロードされ、きちんと計時状態が維持されている。
また、このストップウォッチは年単位でも測ることができ、うるう年もきちんと考慮してある。
他にも指定した時刻からの経過時間、もしくはそれまでの残り時間の表示もできるようにしてある。

 

ダウンロードとインストール

このアプリはバージョン4以上のAndroidで動作する。QRcode
このアプリのインストールには「提供元不明アプリ」のインストールを有効にする必要がある。
端末によって異なるが、「設定」→「セキュリティ」→「提供元不明のアプリ(提供元がPlayストアではないアプリのインストールを許可する)」をONにする。
アプリをダウンロードし、インストールすることで使用可能になる。
このページのURLを右のQRコードで示した。



一般的なストップウォッチとして使う

f1
使い方はまず、追加したいストップウォッチ(以下タイムカウンター)の名前をテキストエリアに入力して追加ボタンを押す。
そうすることで入力した名前のタイムカウンターが追加される。
テキストエリアの右にある「×」ボタンをタップするとテキストエリアの文字が全て消え、空っぽになる。
こうして使いたいカウンターの数だけ追加していく。なお、カウンターの追加はいつでもでき、
追加すると、0にリセットされたカウンターがリスト上に表示される。
なお、名前をつける時に改行や「」の文字を使わないように注意して欲しい。無名は許される。
改行した時には最後の行がカウンターの名前として保存され、「
」の文字が含まれるカウンターは保存時にスキップされる。
その為、ロードした時に消えてしまう。

f2
左の例だと2つのカウンターを追加している。
カウンターの左に表示されている文字が名前である。右側の数字がタイムである。
タイムは「年/日.時間:分’秒”1/10秒」という表示になっている。
カウンターをタップすることでそれぞれを計時開始・一時停止ができる。

f3
カウンターの色、は新しく作られた時やタイムが0の時(リセットされた時)は「白色」、計時中は「黄色」、一時停止中は「緑色」になる。
左の図のようになる。
つまり、カウンターを追加した時は白で、タップすると計時開始されて黄になり、もう一度タップすると一時停止し緑になり、更にまたタップすると計時が再開され黄色になる。

f4
カウンターをロングタップ(長押し)するといつでも左図のようなダイアログが出てきて、操作ができる。その説明をする。

  • リセット
    カウンターをリセットする。計時中であってもリセットして一時停止状態になる。
  • 削除
    カウンターを削除する。計時中であっても削除される。
  • 複製
    全く状態が同じカウンターを複製する。なお、複製されたカウンターの名前を先にテキストエリアに入れてから実行する。
  • リネーム
    カウンターの名前を変更する。予め変えたい名前をテキストエリアに入れてから実行する。

なお、それ以外の場所をタップすると何もしないでダイアログが消える。


 

時刻を指定して経過時間や残り時間を知る

f6時刻を指定することによって、現在時刻からその指定された時刻までの時間や、指定した時刻から現在までの経過時間を表示させることが出来る。
やり方は、まず追加したい時刻指定カウンターの名前をテキストエリアに入れてから「追加」ボタンをロングタップする。
そうすると図のような時刻決定ダイアログが現れる。
そこに指定したい時刻の「西暦年 月 日 時 分 秒」を半角スペースで区切って、半角数字で入力して決定を押す。
時間は24時間表記で、秒を入れるのを忘れないように気をつける。入力に不備があるとアプリが落ちてしまうので注意する。
ここで過去の時刻を入れると指定した時刻から現在までの経過時間を、未来の時刻を入れると現在時刻からその指定された時刻までの時間を表示する。
過去を指定した時刻指定カウンターは水色に、未来を指定した時刻指定カウンターはピンク色になる。
ピンクの時刻指定カウンターは0になったら自動的に水色の時刻指定カウンターに切り替わる。
なお、時刻指定カウンターは常に動き続け、一時停止やリセットは出来ないが、ロングタップ時のメニューのリセット以外のコマンド(削除/複製/リネーム)はできる。
また図の様に普通のカウンターと時刻指定カウンターは共存出来る。


 

複数のカウンターを同時に使う

f8例えば5人の100m走のタイムを同時に取りたいとする。この時は複数のカウンターを同時にスタートさせたい。
そうするにはオールスタート/ストップ機能を使う。使い方を説明する。
まず必要な数だけカウンター用意する。
また、既に用意されているカウンターは必要に応じてリセットしておく。(リセットしてない場合はタイムはそれに追加される)

f7左図のような操作ボタンがテキストエリアとカウンターリストの間にある。これを操作することによってリスト上にある全てのカウンターの操作ができる。
例えばスタートボタンを押すと5つ全てのカウンターが同時にスタートする。スタートボタンを押すとそのボタンはストップボタンに置き換わる。
スタートはバラバラだけどストップは揃えたい場合はそれを利用する。
なお、同時にスタート・ストップする以外は普通のカウンターと変わらないので普通のカウンターの全ての機能が使用できる。
リセットボタンはリスト上の全ての一時停止しているカウンターをリセットできる。
リセットボタンをロングタップすることで、計時中であっても全てのカウンターの値を強制的にリセットできる。
デリートボタンはリスト上の全ての一時停止しているカウンターを削除できるボタンである。
計時中のカウンターも強制的に削除したい場合は全てを一時停止状態にしてからか、
強制リセットを使った後にデリートボタンを押すことで可能である。
リスト上に時刻指定カウンターがあったとしても操作ボタンによる操作は一切受けないことに注意する。

 

その他

全てを削除したい時

タイムカウンターと時刻指定カウンターを全て同時に強制的に削除したい時にはデリートボタンをロングタップする。そうすると強制削除ダイアログが現れる。
そこでいずれかの選択肢を選べば全て削除出来る。やめたいときにはダイアログの外をタップする。

リロード

一時停止にした状態でバックグラウンドでしばらく動作させた時などに表示がおかしくなったり正しく表示されなくなったりする時がある。
そうした時にはリロードを行えば直る。
リロードはアクションバーの右側の矢印マークのリロードボタンを押すと行われる。
アプリをバックグラウンドからフォアグラウンドにした時などに実行して欲しい。

 

注意

  • 時刻指定カウンターで100000年以上の大きな値を指定しないこと。端末によっては固まってアプリが起動できなくなる。
  • 操作ボタンで同時に幾つものカウンターをスタート・ストップしない。端末の性能によるが7個以上同時にスタート・ストップさせるとアプリが落ちることがある。
  • カウンター/時刻指定カウンターの名前を付ける時に改行と「」は使わない。リロードした時に上手く表示されないもしくは全く表示されなくなる。(改行は最後の行のみ名前が保存され、「」が含まれる名前のタイマーは保存されない。リロード時には保存されたデータを読むのでリロードされるまではどちらもそのまま問題なく動作する。)これはこのアプリが改行と「`」を特別な識別文字として扱っているからである。
  • 沢山のカウンターが同時に起動していると反応が鈍くなることがある。
  • このアプリは、ユーザーからの入力が行われる度に自動的に現在の状態をセーブする機能を持っている。それは内部の「system」というファイルに記録にされる。正常に動作しなくなった時にはそのファイルを一旦削除してからアプリを起動し直すと直る。
  • ロードするタイミングは、アプリの起動時、画面の回転時、ロードボタンが押された時のみであり、バックグラウンドからの復帰時にはされないのでロードしたいときには自分でロードボタンを押す。
  • Androidの内蔵時計が狂うとこのアプリのそれに合わせて狂うのでAndroidの内蔵時計を常に正確にしておくこと。
  • このアプリを使用したことによって起こるいかなる不利益な事態に対しても作者は一切責任を持たない。
  • このアプリはタブレット端末に最適化されているため、小さな画面の端末で実行すると文字などが重なってしまう可能性がある。

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