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DQ11をやった感想


コロナで外出自粛のため、家でゲーム漬けの毎日を過ごしているが、今回はDQ11(a.k.a. ドラクエ11, ドラゴンクエスト11, Dragon Quest XI)を真のエンディングまで終わったので感想を残すことにする。
DQ8のときは色々とアドバイスとかを残したがDQ11は難易度が低く、特にアドバイスすることもない。
今回はPS4版をプレイしたので感想はあくまでPS4のものとする。多少のネタバレを含むので見たくない場合はスクロールはしないで静かに退室してくだい。





 
今までドラクエシリーズは1~8と11をクリアしてきた。(9はDSのみで小さい画面でやる気がしない、10はオンラインということでやる気がしないのでやっていない。)

面白かった順位をつけるとすると、

順位 作品
1位 DQ5
2位 DQ8
3位 DQ4
4位 DQ6
5位 DQ11
6位 DQ7
7位 DQ3
8位 DQ2
9位 DQ1

上記表をご覧の通り、DQ11は今までやってきた9作品の中では私の中では5位と、そこまで良い順位ではない。
なぜこの順位になってしまっているのか、順位を下げている要因を挙げてみる。





 

微妙なところ

  • ダンジョンの難易度が低すぎる
    構造がとてもシンプルで難しい仕掛けもなく、何よりもマップが短かすぎてすぐに終わってしまう。特にシンボルエンカウントになって敵との遭遇も減ったので一つのダンジョンをクリアするのがあっという間である。未知への探索という楽しみがまったくなかった。あとは最初から地図でダンジョンの全容が見えてしまっているので更に難易度を下げている。白地図にして探索したところを塗りつぶす形式が良いのでは。レベルが上ったときにHP/MPも全快するし、ダンジョンの途中でもキャンプ(無料で全快できるところ)があるのでMPが枯渇してやばい状態にもならないことも更にダンジョンの難易度を下げている。
  • 敵、特にボスが弱すぎる。
    大体のボスが本当に弱い。HPが少なく、「え、もう倒したの?」って感じ。ダメージインフレが進んでいるDQ11なのにボスのHPは過去のシリーズと同じくらいの水準。全然手応えがない。過去のシリーズではボスで全滅しかけてヒヤヒヤしたり、全滅したりして悔しい思いをすることはよくあるが、DQ11ではそういうことは1回もなかった。適当に戦っておけば倒せる。過去のシリーズでは普通の敵でもたまにめっちゃは強いのがいて全滅したりしたが今作はそういう敵はいない。隠しダンジョンの敵も弱い。1回も全滅したりピンチになってヒヤヒヤしなかった作品はおそらくDQ11が初めてである。強いて言えば裏ボスを闇の衣を剥がさないまま戦えば強いと感じられた。
  • レベルがすぐに上がりすぎてドラクエっぽくない。
    ドラクエと言えばレベル上げ。ボスに負けてはメタル刈りをしてレベルを上げて・・の印象が強い。そしてレベルが上ったときの嬉しさもある。DQ11は中盤以降の経験値が異常に高く、すぐにレベルが上がる。そしてメタル系を高確率で倒す技も多く存在し、レベル上げなんかしなくても終盤には70~80くらいには平気で成長する。普通にプレイしていてもレベル99だって簡単にいける(私は特にレベル上げはしていないがクリア後のダンジョンで全員99に上がった)。こんなにすぐにレベルが上がるのはドラクエじゃない!
  • ゴールドがすぐに貯まる。
    ドラクエと言えば金欠&ゴールド集め。新しい街に行くと新しい武器防具が売られているが、欲しい物を買おうとすると手持ちが足りず、売ったりどれを買うか考えたり・・というのがドラクエの醍醐味だと思うのだが、DQ11は敵から得られるゴールドが多いかつ武器・防具を自分で生成できるそれも高く売れるので基本的にゴールドに困ることはない。つまりゴールド集めをすることがないのだ。もはやこれはドラクエではない。
  • 素材集めが面倒くさい。
    武器や防具を作るのに素材が必要だが、これが慢性的に足りておらず、集めないと強い武器や防具が作れないので、各地を飛び回って集めなければならず、面倒くさい。完全に作業になるし、結構時間がかかる。おそらくプレイ時間の半分くらいはこの素材集めの時間に費やされている。特にオリハルコンなどの貴重な鉱物は(敵のドロップなどを除くと)ダンジョンの奥でしか手に入らず、また一度掘ると30分以上空けてかつダンジョンを一度出てから出ないと復活しないなど物理的な時間が作用するところも実に面倒くさい。私は鍛冶がしたいわけではなく冒険がしたいのだ。DQ8から始まったこういう錬金システムは好きになれない。
  • 主人公パーティーのキャラクターデザインが微妙すぎる。
    主人公は全然かっこよくない。みんなが小さい頃に憧れるような格好良い系の勇者とは程遠い。勇者のみならず主人公パーティーの男はみんなかっこよくない。パーティーの女の子も全然可愛くない。グラフィックが向上したことによってメンバー自体を見れる機会が多いのにこんな微妙な見た目の人たちをずっと見ないといけないのは嫌だ。見た目や設定が微妙なので過去の作品に比べてキャラクターに思い入れもできなかった。DQ11の主人公パーティー以外の主要な人々で言えば、エマやセニカは可愛いし、ローシュは格好良いし、過去の主人公パーティーのメンバーで言えばDQ3の主人公(ロト)やDQ6のテリーのような格好良いキャラクターや、DQ6のミレーユ、DQ5のフローラのようなかわいいキャラクターが2~3人は主人公パーティー内にほしいところではある。逆に古い作品ではドット絵でキャラクターの表情などがわからなかったので見た目はどうでも良かった。
  • ストーリが結構薄い。
    他のシリーズに比べて印象に残らない。街やダンジョン自体がそんなに多くなく、同じ街やダンジョンを複数回訪れることになり、飽きてくる。未知のところを冒険するのはストーリーの最初の1/3くらいでそれ以外は大体が一度訪れた場所を再度訪れるだけで、新しい発見とかがなく、単調でつまらない。エンディングもロトシリーズに無理やりつなげたからなのかよくわかないことこになっている。
  • 冒険のヒントが多すぎてつまらない。
    次に誰と話すべきか、次にどこに行くべきか攻略本のチャートのように全てメニュー画面に書かれている。マップにも話しかけるべき人のいちを丁寧に表示してくれるし、メンバーも次にここにいこうと提案してくれたり、、、と自分で何も考えることもなく迷うこともなく指示に従うだけでストーリーが進んでしまう。もう少しプレイヤーに考えさせたり探検させて発見させたりしないと、過去の作品のように発見や謎が解けたときの喜びが感じられず、なんのためにやっているかわからなくなってくる。
  • パーティーや仲間との連携システムがあまり良くない。
    パーティーは最終的に5人以上になるが、馬車の概念がなく、ダンジョンの中でも戦闘中でもメンバーを入れ替えられる。経験値も生きていれば戦闘に参加していないメンバーを含めて全員に入る。これが更に難易度を下げている。メンバーがゾーンに入ると使える連携技は演出が派手な割に弱いものばかりで使い物にならないし、それだったら連携するシステム自体いらなかったのでは?と思う。DQ8のテンションシステムの方が有用。
  • ステータスがよくわからない。
    器用さは何に作用しているのかわからないし、攻撃魔力と回復魔力分ける必要はなかったと思う。逆に魔法防御的なの何でないの?呪文やブレスに対する防御が防具でしかできないのはやりづらい。まあこれはドラクエ全般に言えるのだが、DQ11は特に。

ぱっと思いつくのはこんなところだろう。
まとめると「難易度が引きすぎて物足りない(手応えがない)」、「ドラクエらしさがなくなってしまっている」、「ストーリーとキャラクターデザインが微妙」というのが不満の原因だろう。

▼DQ11で数少ないかわいいキャラクターのセニカとエマ





 

良かったところ(PS4版)

大分批判してしまったので、最後にここは良かったと思える点を上げておく。

  • 戦闘がもたつかず、テンポ良く進むこと。
  • 3Dグラフィック自体は十分にきれいになっており、不満はない。
  • 地図が見やすくて便利。

といったところだろう。





 
最後に裏ボスを闇の衣を剥がさないで倒せるように強化して倒したときのステータスと冒険の記録を貼っておく。





 

総合評価: ★★★★☆
ストーリー: ★★★☆☆
世界観: ★★★★☆
システム/UI: ★★★★★
音楽: ★★★★★
グラフィック: ★★★★★
キャラクター: ★★★★☆
ボリューム: ★★★★☆





 

自分が思っていることをすべてかけたので、今回の記事はこれで終わりにしよう。。。
DQ12がより良いものになっていますように!



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投稿日: 2020年7月31日
最終更新日:





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