Kaite(カイテ)のレビュー
ブギーボードが壊れたので、クリーンノートKaite(カイテ)を購入して使ってみたのでレビューする。今回購入したのはA4の無地である。
この商品については上記のホームページを見るのが早いが、磁気で書き込んだりけしたりできるボードである。
子供のときに遊んだお絵かきパッドを高性能にしたような感じである。
Amazonのリンクを貼っておいた。
値段は4000円弱でブギーボードよりも高かった。
使用感・感想
まず最初に感じたのはA4サイズなので書ける領域が広く、計算等も広々と行えることが良いと感じた。
ブギーボードとは違う最大の特徴は、消したいところだけを消せるところである。
最初から広い範囲を消せるイレーザーと狭い範囲を消せるキャップが付いており、なぞるだけで消せる。
ブギーボードでは間違えると全部消すしかなかったのだが、一部分だけ消せるので、便利である。
ホワイトボードに近い感覚で使用できる。
磁気を利用して描画・消画しており、バッテリーなどの消耗品が一切ないことも嬉しい。
書き味はホワイトボードと同じくらいそこそこなめらかである。ブギーボードのように力を加えて書くものではないため、筆圧によって先の太さを変えたりはできない。
代わりに、最初から細字と中字が書けるペン先を備えたペンが付属している。
以下に細字と太字のサンプルを示す。若干差はあるがあんまり太さの違いを認識することはできなかった。
なお、細字のペン先は常に書く面と垂直になるようにペン先が工夫されており、どの角度から書いても綺麗にかけるが、実際に線が出てくる場所が普通のペンとは異なるので、慣れるまでは思ったところに線を描けない。
なお、塗り潰しは先が細いので少し大変そうである。
使ってイマイチだった点は、線が薄すぎることである。
これはパッケージのイメージとは大分違った。いくらなんでもこれは薄すぎるのではないか。
自分のメモとしてはギリギリ使えなくはないが、他の人には見せられないと感じた。
コンセプトはとても良いが、実用性という観点だと、ブギーボードの方が良いと感じた。
なお、スマホの専用アプリで撮影すれば色が濃くなるようだが、普段書くときにはそのまま使うしかないので、薄いのはやはり不便である。
なお、書いてから10秒くらいはそこそこの濃さで表示されるが時間の経過で少し薄くなってしまう。
時間の経過とともに薄くなっていく様子を以下の図で示した。
なお、4分以降は、丸一日置いてもほぼこれ以上に薄くなることはなかった。
もう少し濃ければ実用的で良かった。
それともう一点些細なことだが、画面全体を消すのが少し面倒くさい。1回イレーザーが通っただけでは完全には消えないので何回かなぞる必要があり、時間がかかってしまう。
ブギーボードと比べて
良い点
- 書ける領域が広く、沢山書ける
- 特定の場所だけ消せる
- 電池等の消耗品がない
悪い点
- 字が薄すぎて見ずらい
- 一括で消すのに時間がかかる
- 筆圧での太さの調整ができない(太い線がかけない)
- 磁気の影響を受けやすい (スマホを置いたり、ノートPC上に置いたりすると書いた文字が消えたりする)
Kaite2
この記事を書いている途中に知ったのだが、「薄すぎる」という欠点を改善したKaite 2というものが発売された。
これによって実用性が増していれば、購入を検討してみても良いかもしれない。